ビットコインが再び10万ドルを突破しました。
今回の上昇の背景には、アメリカとイギリスの新たな貿易協定が関係しているようです。
米英貿易協定の概要（2025年5月9日発表）
トランプ大統領は、アメリカに輸入されるイギリス製自動車に対する関税を10％に引き下げることでイギリスと合意したと発表。これまでは25％の追加関税が課されていましたが、今回の合意により年間10万台までは10％に軽減される見通しです。
また、この協定には次のような内容も含まれています。
- 鉄鋼・アルミニウム製品は関税0％に
- アメリカの農産物に対する非関税障壁の撤廃・簡素化
- 双方の市場アクセス改善
- イギリスからアメリカへの牛肉輸出に1万3000トン分の無関税枠
イギリスのスターマー首相は「企業と数千の雇用を守るものだ」と発言し、今後さらなる枠拡大にも期待を寄せています。
仮想通貨市場への影響
この発表直後から、ビットコインは急騰。仮想通貨市場全体も上昇基調に入りました。
アナリストの中には「米英間の貿易の安定化がドルへの信認を支え、資産の分散先としてビットコインが選ばれた」という見方を示す声もあります。
さらに、トランプ政権が中国との追加関税見直しに言及したことも、リスクオン（投資家のリスク選好）を後押ししたとみられています。
💬 コメント欄の反応は？
CNBC Crypto Worldのコメント欄では意見が分かれています。
- 肯定的：「トランプ効果で株式市場も好調！」「これはビットコインにとって追い風だ」
- 否定的：「ドル強化が先。仮想通貨に頼りすぎ」「まだ市場は様子見段階」
どちらにせよ、この貿易協定がきっかけでビットコイン価格が動いたという点は興味深いですね。
