「ビットコインって海外の話じゃないの?」
「いやいや、実は2ちゃんねる発のムーブメントだったんだよ…!」
今回は、ちょっと意外だけど本当の話。
ビットコインが注目され始めた初期、2ちゃんねる(2ch)が大きな役割を果たしていたってご存知でしたか?
日本こそ、世界でもいち早くビットコインに触れ、語り合い、使い始めた国のひとつだったんです。
💡 ビットコインって何?
まず簡単におさらい。
ビットコインは、2009年に誕生した世界初の分散型デジタル通貨。
- 発行元がない
- 世界中どこでも使える
- 発行上限がありインフレに強い
などの特徴を持ち、従来の“お金”の常識を覆す存在でした。
💬 2ちゃんねるで語られた「謎のネットマネー」
2010年ごろ、日本の巨大匿名掲示板2ちゃんねるでは、
突如として「ビットコイン」という謎ワードがスレッドに登場します。
「なにこれ、金がネットで掘れるって?w」
「おい、試しにマイニングしたら増えたんだがwww」
「詐欺じゃないの?これは怪しい」
こんなやりとりがごく自然に交わされていて、
“面白そうだからやってみた”というノリで、スレ民がこぞってマイニングを始めたんです。
ノートPCでも採掘できた時代。
中には「昔HDD整理してたら100BTC入ってた」なんて羨ましい伝説も…。
📌 2ch文化がビットコインにハマった理由
2ちゃんねるとビットコインが相性抜群だった理由👇
理由 | 解説 |
---|---|
匿名性 | 両者とも“誰かわからない”という自由さが共通 |
技術オタクの集まり | 暗号やP2P技術に敏感な人が多かった |
ネタ精神 | ちょっと怪しくても「面白そうなら試す」文化 |
結果として、日本のネットユーザーが世界でも早期にBTCに触れた集団のひとつになったんですね。
🗼 世界最大のビットコイン取引所も日本発
2chの盛り上がりと並行して、東京にある“マウントゴックス”が世界最大のBTC取引所に成長。
2013年には世界のビットコイン取引の70%以上がここで行われていたというから驚きです。
つまり、ネットでも現実でも日本はビットコインの中心だったということ。
🧑⚖️ そして法整備へ──日本が先陣を切る
その後、日本は2017年に世界で初めて仮想通貨に関する法律を整備。
- 「仮想通貨交換業者」の登録制度(資金決済法)
- ビットコインを法的に“支払い手段”として認定
2chでの議論からスタートしたビットコイン熱は、やがて国を動かすレベルのムーブメントへと発展したのです。
まとめ:2ちゃんねる発、ビットコイン物語
振り返ると、ビットコインという通貨の歴史には、日本のネットカルチャーが深く刻まれています。
- 匿名掲示板2chでの情報共有と熱狂
- 世界最大取引所Mt.Goxの東京拠点
- 世界初の仮想通貨法整備を実現した国
これだけの要素が揃ったのは、世界でも日本だけ。
つまり――「ビットコインの初期拡散は、2ちゃんねるが火をつけた」と言っても過言ではないのです🔥