2024年10月、米国の暗号資産取引所クラーケンが行った調査により、
暗号資産の購入方法として「ドルコスト平均法」が圧倒的に支持されていることが明らかになりました。
ビットコインやイーサリアムなど、これから仮想通貨を始めたい人にとっても、この投資スタイルは要注目です。
💡 ドルコスト平均法ってなに?
回数 | 購入時の価格(円) | 投資金額(円) | 購入できる数量(枚) | 累計購入数量(枚) | 累計投資額(円) | 平均購入単価(円) |
---|---|---|---|---|---|---|
1回目 | 1,000 | 10,000 | 10.00 | 10.00 | 10,000 | 1,000 |
2回目 | 500 | 10,000 | 20.00 | 30.00 | 20,000 | 666.7 |
3回目 | 250 | 10,000 | 40.00 | 70.00 | 30,000 | 428.6 |
「一括で買うのは怖い…」
そんな人でも取り入れやすいのがドルコスト平均法です。
✔ 毎月1万円ずつ、決まった日に買い続ける
✔ 高いときは少なく、安いときは多く買える
✔ 結果的に平均購入単価が安定する
つまり、高値づかみを避けながら、リスクを抑えて投資を続けられる方法なんです。
クラーケン調査からわかったこと
米国の暗号資産取引所クラーケンが1100人以上の投資家に行った調査では…
- 🔹 83%がドルコスト平均法を「使ったことがある」
- 🔹 59%が「主要な投資戦略」として選んでいる
選ばれる理由は以下の通り:
理由 | 回答割合 |
---|---|
市場のボラティリティ対策に役立つ | 46% |
一貫した投資習慣を促す | 24% |
感情に左右されにくくなる | 12% |
暗号資産は値動きが激しいため、焦って売ってしまう人も多いですが、
ドルコスト平均法を使えば、感情のブレを最小限にして冷静に投資ができるんです。
💰 収入別で見る「ドルコスト平均法」の考え方
面白いのは、年収によってドルコスト平均法に求めるものが違うこと。
- 年収 5万ドル未満(約740万円) の人:
→「コツコツ投資できる安心感」を重視 - 年収 5万ドル以上 の人:
→「価格変動への耐性」を重視
また、収入が少ない人ほど相場の下落に弱く、買い控えや売却に走る傾向がある一方、
収入が多い人は下落時にむしろ買い増す傾向が見られました。
👀 暗号資産投資家は、市場をよく見ている?
調査では、暗号資産投資家の74%が、伝統的な投資家より頻繁に市場をチェックしているという結果も。
特に45~60歳の66%が「かなり頻繁に見る」と回答。
意外にも中高年層のほうが、若年層よりも積極的に市場を観察していることが分かりました。
これから始めるなら「ドルコスト平均法」がおすすめ
「仮想通貨、気になるけどタイミングが難しい…」
「一括で買うのはリスクがありそう…」
そんな人にこそ、ドルコスト平均法がぴったりです。
- コツコツ少額から始められる
- 市場の上下に一喜一憂しなくていい
- 長期的に積み上げられる
たとえば、月5,000円からでも始められる取引所もあります。
今すぐに大金を用意する必要はありません。
まずは「少額+長期」でスタートしてみよう
暗号資産の世界はまだ発展途上。これからさらに広がる可能性がある分野です。
もしあなたが将来の資産形成を考えているなら、
今のうちに少額でも“慣れておく”ことが重要かもしれません。
✅ 積立感覚でコツコツ
✅ 余剰資金で無理せずに
✅ 長期目線でじっくり育てる
今からでも遅くありません。
「まずはやってみる」ことで見える景色があります。
※投資はリスクを伴います。余剰資金で、無理のない範囲から始めましょう。
